西いなば気楽里通信トップページ > 道の駅のイベント > 西いなば気楽里通信西いなば気楽里通信R3.12月号 一覧へ戻る西いなば探訪11 ~竜神さまが守る岩壁の社~子守神社(こもりじんじゃ)青谷町八葉寺樹齢500年以上ともいわれる大イチョウ。「鳥取県名木百選」にも選ばれている。かちべ伝承館から、八葉寺方面に約1キロメートル。建山を右手に見ながら八葉寺川に沿って進むと、イチョウの落ち葉が敷き詰められた社頭と巨大な岩窟が目に飛び込んできます。「子守神社は、およそ300万年前の火山活動で流れ出た溶岩がつくった岸壁に建立された神社です。岸壁は、延長は100メートル、高さ30メートルに及び、その基部には自然の力でえぐられた岩窟があることで知られている景勝地です。本殿に続く階段の前には樹齢500年以上といわれているイチョウの大木があり、岩窟と併せて鳥取市の鳥取市の天然記念物に指定されています。」(山陰海岸ジオパーク案内看板より)龍の彫刻(境内社)~左目のない竜神様伝説~ 昔、むかし、神社に有名な大工が彫刻した竜神様が魂を得てよみがえり、境内に住みつき、夜な夜な抜け出ては村へ行き、娘をさらうなど悪さをしては村人を困らせていました。村人たちは人身御供を立てましたが、竜神様の悪さは鎮まりません。困り果てた村人たちは、ときの宮司に頼んで竜神様の左目を抜き、魂を抜いて神社と氏子の守りにつかせました。おかげで今も竜神様に守られ、清く豊かな水が八葉寺川を潤し続けているということです。子守神社 (鳥取市青谷町八葉寺921) 1262(弘長2)年、大国主命(おおくにぬしのみこと)を祭神として創建され、明治元年、現在地に奉還されました。水の配分を司る神「水分神(みくまりのかみ)」がなまって「御子守(みこもり)」、最終的に子守神社。そして子どもの守護神、子授け、安産の神としても信仰されるようになりました。熊野権現は、500年ほど前に紀州の熊野大社「分身」を授かり持ち帰ったものと云われ、背後の大岩壁の左斜め上約20メートルの壁にミニ権現社があり「熊野さん」の愛称で親しまれています。※部地区探訪マップ(勝部地域まちづくり協議会)より抜粋~ジオスポット周遊コース~八葉寺コース勝部伝承館↓約200m砕石場跡地↓約450m建山神社↓約830m子守神社↓約950mかちべ伝承館全行程2.4㎞不動滝コースかちべ伝承館↓約600m不動滝(一の滝)↓約350m湯原滝(二の滝)↓約150m妙円滝(三の滝)↓約1㎞かちべ伝承館全行程2.1㎞※現在、湯原滝、妙円滝は通行止めです。【参考文献等】「青谷町誌」(昭59・青谷町) 「勝部地区探訪マップ」(勝部地域まちづくり協議会) 「あおやガイドマップ」(青谷町観光協会)